350年、受け継がれてきた伝統製法が生む上品な味わい。

寛文五年堂いなにわ手綯(てない)うどん
寛文五年堂いなにわ手綯(てない)うどん
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パッケージ

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*デザインは時期によって変更の場合がございます。

日本三大うどんのひとつ、稲庭うどん。秋田県、栗駒山地の清らかな伏流水が沸き出る稲庭町は良質な小麦の産地であり、また船による塩の交易が盛んだったことが重なって、古くから美味しいうどん作りに欠かせない水、小麦、塩の三要素に恵まれてきた。
今回紹介する寛文五年堂の「いなにわ手綯うどん」は、この稲庭の地で、麺作りの全工程を手作業で行う稲庭うどんならではの伝統製法を今も守り続けている、こだわりの一品だ。屋号の寛文五年堂とは、土地に残る古文書に記されていた、稲庭うどん発祥年(1665年)に由来するという。今から350年前に及ぶその由緒正しき年号を掲げた「いなにわ手綯うどん」は、16年連続でモンドセレクション最高金賞を受賞。世界も認めた稲庭うどんをぜひ贈り物に。

「寛文五年堂 いなにわ手綯うどん」を実際にSHUN GATE編集部メンバー内で食べたときの感想を、味だけではなく、見た目など様々な角度から、受け取る側の素直な気持ちも交えてお伝えしておこう。

繊細な個性が光る、上品な味わい

封から取り出した麺は、稲庭の特徴でもある黄色みを帯びた細めの平打ち。茹で時間は3分程度、茹であがったら素早く冷水のなかにいれる。一般的な乾麺うどんの半分に相当するのは、その形状のゆえんだろうか。茹であがった艶やかな麺は、透明感があり、見た目も美しく、口に運ぶと、つるっとした舌触りと豊かなコシの強さというふたつの食感が同時に広がる。さらに麺の細さから来るノド越しの良さが際立つのも他のうどんとは違う特徴ともいえるだろう。麺、一本一本に繊細な個性が光る上品な味わいに、我々、編集部の箸が止まることはなかった。

人の手加減でうどんの姿が決まる

手作業にこだわり抜く寛文五年堂。同社の営業部部長、阿部さんに、その理由を尋ねると、手作業でなければ稲庭うどんにならないという答えが返ってきた。
「この時代、もちろん機械でも似たようなものは作れます。ただ、うどんの命と言える生地の練り込みは、機械でやるとどうしても無理が生じてしまいます。そこはやはり人の力で生地に合わせて練らなければなりません。また、商品名にしている手綯(てない)という作業も、人の手加減が大事です。一本一本丁寧に細く伸ばすことで、うどんの姿が決まるのです」
手綯とは、よく捏ねた生地をひも状に伸ばされた後、二本の棒の間で縄を綯うように撚りを入れながらあやがけする行程だ。この作業が手綯うどん独特のコシの強さを生む。

地元でも特別な場面で大事にされてきた贈り物

「もともと稲庭うどんは、秋田では農閑期の冬に作られていたものです。その製法は人から人に伝えられてきました。ただ、非常に手間がかかる産物でして、農家の方もだんだん作らなくなってきた。それでは伝統が絶えてしまうと考え、我々がこの地で初めて、うどん作りを法人化し、腕のある職人を募集すると同時に新たな職人を育てていくことで、伝統を引き継いできました。ですから、あえて名前に付けた稲庭発祥年(1665年)の寛文五年堂というブランドには非常に重みを感じています」
現在、約70人の職人が一年を通じて「いなにわ手綯うどん」を作っている。その一本ずつに人の思いが込められているからこの味になるのだと、阿部さんはいう。
「稲庭うどんというのは、元々は献上品、地元でも高級品で、冠婚葬祭やお見舞いなどの特別な場面などに贈り贈られるものです。それだけ土地の人が大事にしてきたうどんですから、全国の方々にも我々の思いを贈り物として選んでいただけたら幸いです」
秋田の自然と職人たちが受け継いできた製法で作られる「寛文五年堂 いなにわ手綯うどん」。艶やかな姿と上品な味わいには、そんなこだわりが込められている。
どんな時代になろうと、頑なに伝統を守り続ける「寛文五年堂 いなにわ手綯うどん」を贈り物として選んでみてはいかがだろうか。

寛文五年堂 秋田店

寛文五年堂 秋田店

米どころ、酒どころとしても有名な秋田県は、豊かな自然に恵まれ、食材の宝庫でもあります。
「寛文五年堂 秋田店」では、伝統の「いなにわ手綯うどん」を乾麺と生麺で食べ比べができるほか、郷土料理の「きりたんぽ鍋」や「ハタハタ料理」など、秋田県ならではの食材を使った、料理の数々を味わえます。

住所 秋田市中通一丁目4-3 エリアなかいち 1F
*JR秋田駅より徒歩約6分
TEL 0120-1728-86(フリーダイヤル)
営業時間 11:00-22:30(ラストオーダー 22:00)
定休日 なし
URL http://www.kanbun5.jp/
Writer : TONAO TAMURA
 / 
Photographer : KOJI TSUCHIYA

株式会社 寛文五年堂

所在地 秋田県湯沢市稲庭町字三嶋34
TEL 0183-43-2114
URL http://www.kanbun.co.jp

※こちらの情報は取材時のものです。最新の情報は各店舗にお問い合わせください。

秋田県  観光情報

japan-guide.com https://www.japan-guide.com/list/e1203.html
Japan Travel https://ja.japantravel.com/akita
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