恩納村の恵みが詰まったパッションフルーツティー

おんなの駅「MEGUMI パッションフルーツティー」
パッションフルーツティーのイメージ
(取材月: November 2022)
< PACKAGE >
パッションフルーツティーのパッケージ
沖縄本島中部に位置する恩納村は、パッションフルーツの一大産地。良質なパッションフルーツの“果皮”が持つ芳醇な香りを閉じ込めた「MEGUMI パッションフルーツティー」は、飲むとたちまち南国気分に浸れるとっておきのドリンクだ。恩納村のパッションフルーツ農家と産直市場おんなの駅」がタッグを組んで生まれたこの商品は、地場産の豊かな恵みを届けてくれる。

おんなの駅の「MEGUMI パッションフルーツティー」について、おすすめポイントを紹介しよう。

恩納村産の良質なパッションフルーツの果皮を使用

県内トップクラスのパッションフルーツの果皮を使用。本来捨ててしまう果皮を使うことで環境にも生産者にも優しい商品に。

沖縄県産茶葉をブレンド

沖縄のお茶メーカーと一緒に、パッションフルーツの豊かな香りが引き立つ県産茶葉をセレクトして作ったオリジナルブレンド。

おんなの駅が手掛けるプライベートブランド「MEGUMI」シリーズ

恩納村のおいしいものを知り尽くした産直市場おんなの駅がプロデュース。生産者の想いのつまったこだわりの素材を使用している商品のみを扱ったブランド。

県内トップクラスのパッションフルーツ

恩納村の景色

沖縄本島中部に位置する恩納村は、日本屈指のビーチリゾート。サンゴ礁が広がる美しい海が観光資源として有名だが、村の面積の大半は山岳地帯という、海と山の両方に囲まれた自然豊かな地域である。

冬でも気温20℃を超える亜熱帯気候の沖縄ではユニークな農産物によく出会う。なかでも恩納村はパッションフルーツの拠点産地に認定されており、地元が誇る特産品となっている。

パッションフルーツの葉

「あたびーファーム」は海を望むのどかな丘の上にあるパッションフルーツ農園。農園主の宮平康さんはここで、年間2万個以上のパッションフルーツを生産している。取材に訪れた11月はちょうど蕾ができ始めた頃で、「これから1週間くらいしたら花が開いて、受粉作業に追われる日々が始まります」と、宮平さんが教えてくれた。

パッションフルーツ農家

収穫は2月から4月にかけて1回と、6月頃からの年2回。米ぬかや油かすなどをブレンドした有機のぼかし肥料を使い、恩納村の太陽と風を利用しながらのびのびと栽培する。また傷のない果実に育てるため、果実が大きくなってきたら一つひとつ袋掛けをして落下を防止。1万個以上のパッションフルーツにほとんど1人で袋掛けをするというから驚きだ。

宮平さん

「MEGUMI パッションフルーツティー」には、宮平さんのパッションフルーツの果皮を使っている。栽培に化学肥料を使っていないので、果皮もおいしく活用できるのだ。「パッションフルーツの果皮にはしっかり香りがあるのですが、本来なら捨てられてしまう部分。こうしてお茶に使ってもらえるのはうれしいですね。一人でも多くの方に、この香りを楽しんでもらえたらうれしいです」

生産者と人とを繋ぐパッションフルーツティー

おんなの駅の内観

「MEGUMI パッションフルーツティー」をプロデュースしているのは、産直市場「おんなの駅」。フードコートや地場産の特産品を豊富に揃えたショップは、観光客だけでなく地元住民からも愛されており、いつも賑やかだ。

農家との繋がりが深いおんなの駅が「地域の生産者と消費者をつなげたい」と、スタートしたプライベートブランド「MEGUMI」の商品は、パッションフルーツティーの他にもカレーやドライフルーツなど多岐に渡る。2018年には最新技術で衛生管理された加工所も設立し、商品企画から生産まで一括で行えるようになった。

作業風景

「MEGUMI パッションフルーツティー」は加工所で丁寧に果実を洗浄してから果皮と果肉を分け、果肉だけを急速冷凍。乾燥させた果皮と沖縄県産の茶葉をブレンドして完成だ。茶葉にはチャイナ系とアッサム系を使っているが、今後はアッサム系だけにしていく予定だそう。

通常なら捨ててしまう果皮をお茶にするというアイデアは、恩納村が取り組むSDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」の達成にも貢献。おいしく楽しめて、環境にも優しいサステイナブルな商品になった。

比嘉さん

「恩納村のパッションフルーツはほぼ無農薬に近い形で栽培されているので、良質な材料として利用できないかと乾燥させてみたら、とても香りが良かったんです。実ももちろんおいしいのですが、果皮まで丸ごと恩納村のパッションフルーツを楽しんでいただけたら」と話すのは、加工所所長の比嘉真さん。

パッションフルーツの茶葉

ホットで飲むのもいいが、おんなの駅スタッフの宇良武さんのおすすめはアイスティー。ほどよく甘味もあるので、ストレートで飲むとパッションフルーツの甘酸っぱい風味がふわっと広がる。恩納村の恵みが詰まったパッションフルーツティーで、南国気分を味わってほしい。

Writer : ASAKO INOUE
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Photographer : MAKOTO TANAKA / SATOSHI TACHIBANA

おんなの駅 なかゆくい市場

おんなの駅の外観
所在地 沖縄県恩納村字仲泊1656-9
TEL 098-964-1188
営業時間 10:00〜19:00
URL https://onnanoeki.com/

※こちらの情報は取材時のものです。最新の情報は各店舗にお問い合わせください。

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