“旬”の果実に新たな命を吹き込む、自然素材のドライフルーツ

ワタスイ「七果」
ワタスイ「七果」
< PACKAGE >

*パッケージは価格帯によってカタチが変わる場合がございます。
*デザインは時期によって変更の場合がございます。

今回おすすめする贈り物は、国産の果実を使ったドライフルーツセット「七果」。 “旬”の7つの果実をまるごと乾燥させたこのドライフルーツには、添加物が一切使われていない。

健康を意識した方や小さいお子さんのおやつにも喜んでもらえる100%自然素材のドライフルーツ「七果」は、贈る側のやさしい気遣いが込められた一品である。

ドライフルーツ「七果」について、贈り物としてのおすすめポイントをご紹介しよう。

ドライフルーツ

“旬”の国産果実を使用

“旬”の時期に収穫した国産フルーツのみを使用。“旬”ならではの濃厚な香りと味わいが、ドライフルーツにすることでさらに凝縮されている。

「七果」は、りんご2種、しらぬひ、和みかん、柿、和梨、スイカの計7種の詰合せ。“旬”の時期が異なるそれぞれの果実も一度に味わうことができるドライフルーツならではの楽しみ方だ。

100%自然素材、素材そのものの美味しさを追求

無添加・無着色・無香料、さらに砂糖ゼロ、オイルフリーの「七果」は、素材の美味しさを追求。水分が抜けた分、果実本来の味わいが際立ち、自然な甘み、酸味、ドライフルーツならではの新しい食感を存分に楽しめる。

捨てられてしまう農作物に新たな命を吹き込む

ドライフルーツ

「自分が食べたいと思えるドライフルーツを目指したら、今のかたちになりました」。

そう話すのは、福島県須賀川市で「七果」を製造・販売をするワタスイの渡辺晶子さん。ドライフルーツといえば南国フルーツを使った海外産のものや、砂糖やオイルを使ったものが多いなか、自然の美味しさを追求した国産ドライフルーツをつくりあげた。

渡辺さんがドライフルーツづくりに取り組みはじめたきっかけは、東日本大震災。

ご縁りんご

震災の風評被害によって売れ残って廃棄されていく農作物を目の当たりにした渡辺さんは、地域のために何かをやらなければと国産無添加ドライフルーツ専門店F2R(Fukushima Foods Revival)を立ち上げた。

渡辺さんたちは活動を続けるうちに、こうした問題は被災地だけではなく、全国でも規格外という理由だけでたくさんの農作物が廃棄されているという現状を知ることになる。この現状に直面した渡辺さんたちは、規格外ということで廃棄されてしまう各地の農作物に新たな命を吹き込み、ドライフルーツとして蘇らせようと、活動をさらに活発化させていった。

しかし、渡辺さんたちの活動は順風満帆とはいえなかった。たとえ規格外で廃棄予定の農作物といえども、そう簡単に農家から仕入れることができるわけではない。

ヨーグルトとドライフラワー

手塩にかけた農作物を仕入れさせてもらうには、農家さんとの信頼関係が必要でした。自分たちの想いとつくりたい商品を説明してまわっているうちに、徐々に認知されるようになり、賛同してもらえました」。

こうした地道な活動を経て、果実の仕入れを安定しておこなえるようになった時には、F2Rの立ち上げからに二年が経過していた。

最初にできた記念すべき商品が「ご縁りんご」。商品完成までの様々な繋がり、震災とその半年後にあった水害の際のたくさんの支援に感謝してその名をつけた。

輪切りにしたりんごは生のりんごを感じさせる見た目で、セミドライ製法で仕上げた食感はしなしな・ふわふわの独特な食感。この食感がやみつきになり、リピーターも多いという。

「ご縁りんご」を皮きりに、梨や柿、しらぬひ、そして水分量の多いスイカまでも挑戦し、商品化。どのドライフルーツも噛むほどに果実の自然な香り、甘みや酸味が感じられる。

「そのまま召し上がっていただくのが一番のおすすめですが、ヨーグルトと和えて少し置くと、ドライフルーツの甘みがヨーグルトに移ってまた違った美味しさが味わえます。紅茶に入れてフルーツティーにしたり、ワインに入れてサングリアにしたり、夏の今なら流行のデトックスウォーターにして楽しむのも良いですね」と、渡辺さんはおすすめの食べ方を教えてくれた。

やさしさがめぐる商品づくり

ドライフルーツ

地元・福島や東北の農産物を中心につくりはじめた渡辺さんたちのドライフルーツ。いまでは、西日本の柑橘類など、全国の規格外で廃棄されてしまう農作物が使われている。

「農作物の大量廃棄は全国的な課題なので、ご縁があれば、多くの農家さんと繋がっていきたいです。今後の目標は、各地域に拠点をつくり、地域ごとに農作物廃棄の軽減の取り組みを広め、規格外農作物に価値を生むことで農家のお役に立つことです」。

自然素材の無添加のドライフルーツは、食べる人にとってやさしいだけでなく、生産者にとっても、地球環境にとってもやさしい贈り物だ。

「わたしたちは、このやさしい循環を“ハッピーサイクル”と呼んでいます。このサイクルが広がるように、もっと自然素材のドライフルーツが食べられるようになるとうれしいですね」と、渡辺さんは話す。

こうしたやさしさの循環の一助になれるということも、贈り物の一つのエピソードになりそうだ。心も豊かになる100%自然素材のドライフルーツ「七果」を、贈り物に選んでみてはいかがだろうか。

Writer : MICHIKO NII
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Photographer : CHIE MARUYAMA

株式会社ワタスイ F2R事業部

所在地 福島県須賀川市卸町22
TEL 0248-76-2038
URL http://f2r-w.com/

※こちらの情報は取材時のものです。最新の情報は各店舗にお問い合わせください。

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