ハワイと京都の“らしさ”が生んだ「ちりめん山椒」
*詰め合わせ内容により、味やパッケージデザインが異なります。
和食だけではなく洋食にも合うことを目指してつくられた「洋風ちりめん」は、ちりめん山椒の素材としては珍しいマカダミアナッツやホワイトトリュフオイルなどを使用している。この発想は、「ちりめん山椒千京」の代表を務める蓮沼千京さんが12年間暮らしたハワイでの経験から生まれたという。
京都伝統の味に新風を吹き込んだ「ちりめん山椒千京(ちひろ)」の「洋風ちりめん」は大人から子供までだけでなく、海外の方にも幅広く喜ばれる贈り物だ。
ちりめん山椒千京の「洋風ちりめん」について、おすすめポイントをご紹介しよう。
全国から集めたこだわりの素材
納得のいく美味しいものを探し求め、ちりめんじゃこは九州、瀬戸内産を使用。山椒は京都の「朝倉山椒」、にんにくは青森県産、トマトは高知県産など、日本全国のこだわりの産地から本当に良いものを見極めて仕入れている。
使い方広がる 華やかな洋風フレーバー
マカダミアナッツ、ホワイトトリュフオイル、ドライトマトなど、ちりめんじゃこには通常使われない、まったく新しい洋風のフレーバーが揃う。日常の食事だけではなく、パーティーメニューやおつまみなど、ハレの日の食事にも使える華やかさが特長だ。
日本とハワイが融合したパッケージデザイン
印象に残るパッケージデザインには日本とハワイの“らしさ”が詰まっている。デザインを担当したのはニューヨークを拠点とする日本人デザイナー。代表の蓮沼さんがハワイ在住時にお付き合いのあった隣人の娘さんだという。ハワイで育ち、ニューヨークでデザイナーとして活躍する日本人女性ならではの感性で描かれた、温かみのあるデザインだ。
基本を守りながら、大胆に革新したフレーバー
ちりめん山椒の繊細な味わい、珍しいフレーバーの誕生秘話を、ちりめん山椒千京代表の蓮沼さんに伺った。
「私の母が家でちりめん山椒を炊いて、友人にお土産として渡していたのがルーツなんです。それがとても喜んでいただけて、『京土産として知り合いにも贈りたい』などのご要望がありました。私も、もっと多くの方に召し上がっていただきたいと想い、母の味をもとに『ちりめん山椒千京』を開店しました」。
千京のちりめん山椒の特長はその繊細な味わいにある。九州、瀬戸内産のものにこだわり仕入れたちりめんじゃこは、決して塩辛すぎず、出汁を効かせた優しい薄味に。そこに、小粒で生食に向いた香り高い「朝倉山椒」がピリリとアクセントを加えている。これぞまさに「京都の佃煮」といった趣だ。
その繊細な味わいとは対照的に、フレーバー展開の大胆さには驚かされる。マカダミアナッツやドライトマト、ホワイトトリュフオイルなど、普段和食では使われない食材ばかり。
聞けば、開店当初は定番の「ちりめん山椒」と「唐辛子入り」の2種類のみだったという。あるデパートに営業に行った際、「千京らしさは何ですか?」と聞かれたのがきっかけとなり、今の「洋風ちりめん」が生まれた。
「1996年から2008年の12年間、ハワイで暮らしていました。私らしさとは何だろうと考えた時に、ハワイでよく使っていた食材を組み合わせてはどうかと思いつきました。イタリア人のお友達が作ってくれたイタリアンの食材、山椒嫌いな息子用によく使っていたにんにく。この洋風ちりめんのフレーバーは私のハワイで暮らした大切な思い出と共に毎日作っています」と、蓮沼さん。
ちりめんじゃこの概念を覆す応用レシピ
自由な発想でつくられた「洋風ちりめん」は、食べ方も自由。ちりめん山椒といえば熱々のご飯に乗せて食べるのが定番だが、この「洋風ちりめん」はフレーバーによってはご飯以上に洋食に合うものも多い。チーズや豆腐、マッシュポテトなどコクのある食材ともよく合う。
「トマトちりめん」や「バジルちりめん」は、チーズリゾットに混ぜたり、クリームチーズと混ぜておにぎりにするのもおすすめだ。
「マカダミアナッツちりめん」は、ビールや白ワインと相性が抜群。黒胡椒と粉チーズと一緒にグリーンサラダにかけるのも美味しい。
「にんにくちりめん」はチーズと共に餃子の皮に包んで油で揚げるとおつまみにもなる。
使い方次第でパーティーメニューとしての可能性も広がるのは「洋風ちりめん」ならでは。
「もともと母がお友達の笑顔のためにちりめん山椒を炊いていたのを受け継ぎ、お客様の笑顔のために、私たちらしいちりめん山椒をつくり続けたい。それと同時にお客様に『これは美味しい!』と言っていただけるような、いままでにない味をさらに開発していきたいと思います」と、蓮沼さんが今後の展望を語ってくれた。
長い歴史ある京都の伝統の味を守るだけでなく、海外で暮らした経験を大胆に取り入れた革新の味。一人の女性の“私らしさ”を追求した新しく華やかなちりめん山椒を、大切な人への贈り物にしてみてはいかがだろうか。