野菜作りのプロが手がける色鮮やかなピクルス
*パッケージは価格帯によってカタチが変わる場合がございます。
*デザインは時期によって変更の場合がございます。
また、味だけではなく、野菜が持つ色の魅力を放つピクルスは、見た目の鮮やかさから贈り物としても喜ばれる一品だ。
そこで、今回おすすめするのは、瓶詰めされたカラフルな野菜が目にも楽しい「ドレミファーム」のピクルス詰合せ。
「ドレミファーム」のピクルスは、週末に東京・青山で開かれるファーマーズマーケットや食品を扱う雑貨店などでも販売されており、色とりどりの小瓶がびっしりと陳列された店先では、野菜の魅力にひきつけられた人たちで常に賑わっている。
「ドレミファーム」のピクルスについて、贈り物としてのおすすめポイントを紹介しよう。
野菜が魅せる見た目の楽しさ
ピクルスに使われているのは、レンコンやパプリカ、ミョウガ、うずらのタマゴまで、季節によって様々だが、どれも鮮やかなカラーリングが特徴的。六角形の瓶にぎっしり詰められた野菜はグラフィカルな模様を描き、部屋に置けばお洒落なインテリアにもなる存在感を演出する。
「野菜がきれいに見えるように、あえて瓶の側面にはラベルなどを貼らないようにしています」と教えてくれたのはドレミファーム・オーナーの高田幸雄さん。「ドレミファーム」のピクルスは、味はもちろんのこと、野菜が持つ見た目の楽しさにもこだわっている。
元有機農家が選ぶ、こだわりの食材たち
高田さんは、もともと有機農家を営み西洋野菜や果物などを少量多品種生産していた。現在でも全国の農家をまわって有機農法の指導をしており、安全で美味しい野菜がどこで手に入るか、十分な知識と情報を持っている。
「野菜の良し悪しは、実際に素手で触れてみるのが一番」と高田さん。信頼のおける全国の農家から季節に応じて様々な野菜を仕入れ、いままでに商品化したピクルスは520種ものバリエーションがあるという。
震災をきっかけに、有機農家から加工食品の道へ
有機野菜づくりをしていた高田さんが、ピクルスという加工品をつくり始めたのは、2011年に起きた東日本大震災がきっかけだったという。
「農業をやっていたときは、希少な西洋野菜や糖度の高い果物を作って販売していました。たくさんのお客さんが来てくれていましたが、震災以降は野菜がまったく売れなくなってしまったんです。これからどうするかスタッフに相談したところ、ピクルスのアイデアが出てきて、次の日から動き出しました」。
長年続けてきた農業を辞めるのは、とても勇気がいることのように思えるが、「新たな一歩を踏み出す時は、なるべく早い方が良い」と話す高田さんは、他店のリサーチなどはせずに、すぐに独自のピクルスづくりに取り組んだという。
「全国の農家との繋がりがあったので、素材には自信がありました。それに、自分の味が決まっていないのに他店のものを食べると、結局真似になってしまうでしょ」。
「ドレミファーム」のピクルスは、ピンチをチャンスに変える行動力と、長年、野菜づくりに携わってきた自信によって生まれたのだ。
野菜の魅力を引き出す感覚と探究心
「ドレミファーム」のピクルスで使用する野菜は、種類によって切り方を変えており、瓶詰めも、一つひとつ手作業でおこなっている。
レンコンのような断面を見せたいものは瓶の側面に、パプリカも色が単一にならないように丁寧に詰めていく。
「詰め方に細かいルールはなく、野菜の色や形がきれいに見えるようにしています。感覚が大事なんです」と高田さん。
美しい瓶詰めのピクルスは、人の感覚を大事にした手作業によって、一つの作品として完成されていく。
高田さんにおすすめのピクルスの食べ方を伺った。
「ピクルスは、そのまま食べてもいいですし、残ったピクルス液はドレッシングにも使えます。トマトピューレを加えて、パスタソースにしても美味しいですよ。具材だけだったら、細かく切ってタルタルソースにするのもおすすめです」。
聞けば、高田さんは料理の腕前もなかなかで、有機農家をしていたときはシェフを招いて料理を作り、食べ方の提案もしていたという。
野菜の魅力を追求し続ける高田さんに、今後の目標をたずねた。
「まずはピクルスで日本一になること。そしていつか、全国から集めた美味しい野菜や肉を使ったレストランを開きたいです。やりたいことはまだまだたくさんありますよ」と楽しそうに語ってくれた。
味にも見た目にも、野菜が持つ力を最大限に表現する「ドレミファーム」のピクルスは、贈られた側も、贈る側もハッピーにさせてくれる一品だ。