日本に息づく伝統に、想いをのせた“物語”
*実際のパッケージには、乾燥剤が入ります。
*パッケージは価格帯によってカタチが変わります。
*デザインは時期によって変更の可能性がございます。
そうした古くから伝わる伝統技術を継承しながらも、さらなる発展を目指し、革新的な飴細工を生み出している「浅草 飴細工 アメシン(以下、アメシン)」。
「アメシン」の看板商品の一つでもある“金魚の飴細工”は、まるで水の中をゆらゆらと泳ぐ本物の金魚かと見間違うほど、躍動感を感じさせる作品だ。
今回は、贈られた人もその美しさに目も心も奪われる「アメシン」の飴細工をおすすめしたい。
「アメシン」の飴細工について、贈り物としてのおすすめポイントをご紹介しよう。
“芸術”と呼ぶにふさわしい美しさ
「アメシン」の飴細工の魅力は、なんといってもその芸術性だ。360度どこから見ても美しいフォルムや、繊細な濃淡まで表現された鮮やかな色調など、職人技から創り出される飴細工は一つの完成された作品ともいえる。
オーダーメイドが可能
オーダーメイドによる飴細工ができるのも、「アメシン」の魅力。ペットや植物など、これまで様々なオーダーに応えてきたそうだ。特別な贈り物を探している人には、ぜひオーダーメイドの飴細工を試してほしい。
飴細工こそ“究極の手仕事”
2013年、東京・浅草に本店工房を立ち上げ、続く2015年に東京スカイツリータウン・ソラマチに2号店をオープンした「アメシン」。開業してからまだ数年しか経たないにもかかわらず、革新的な飴細工でその名を轟かす「アメシン」は、長い歴史を持つ飴細工界においてはまさに新進気鋭の存在だ。
そんなアメシンを取り仕切るのは、飴細工師の手塚新理(てづか しんり)さん。ソラマチ店で飴細工の実演制作をする手塚さんに、飴細工の魅力について伺った。
「飴はすぐに冷めて固まってしまうので、2~3分という短い時間でカタチにしなければなりません。だからこそ飴細工は、自分の技術力がそのまま結果として現れる。そこに面白さがあるんです」。
そう話す間も、手塚さんの手は止まらない。鍋の中で約90℃に温められた飴をすくって丸め、棒の先につけると、鮮やかな手つきで成型し、次々とハサミを入れていく。
幼い頃からモノづくりや日本の伝統技術に興味があった手塚さん。飴細工師の前はなんと花火師をしていたそうだが、飴細工は花火と違って材料も道具もシンプル。一切、技術のごまかしのきかない飴細工こそ、自分の腕一本で勝負できる“究極の手仕事”だと感じたという。
一方で飴細工職人は、年々減り続けているという。このまま伝統技術が衰退してしまうのはもったいないと感じ、飴細工の世界に入る決心をした手塚さん。誰にも師事せず独学でその高い技術力を習得したというから驚きだ。
一般的に飴細工というと、動物などをデフォルメした可愛らしいものが馴染み深いが、手塚さんは、より写実的で作品性の高い飴細工を追求し続けている。その理由を教えてくれた。
「技術って、何でもできるようになるのが理想だと思うんです。飴細工も、短時間勝負だからといって、デフォルメすることに逃げてばかりいたら、技術は伸びません。だからこの金魚も、まだ完成形ではないと思っています。もっと自分の技術を磨いて、その技術を、この飴細工のなかに詰め込んでいきたいんです」。
飴細工を通じて“物語”を贈る
その芸術性の高さから、贈り物としての需要も高い「アメシン」の飴細工だが、手塚さんにとって、贈り物とはどんなものか、尋ねてみた。
「贈り物って、“モノ”を贈るというよりも、“物語”を贈るといった方がふさわしいと思うんです」と手塚さんは語る。
「モノがあふれている今の時代だからこそ、そのモノの背景にある製作過程や歴史であったり、贈り手の想いであったり、そういった“物語”を感じられるモノが求められているように思います。カスタマイズしやすい飴細工はまさに、“物語”を贈りたいという人に選ばれることが多いですね」。
贈り手それぞれの“物語”が、手塚さんの手と技によって具現化される飴細工。その唯一無二の贈り物は、受け手にきっと喜びと感動を与えるに違いない。