伝統の砂釜焙煎と素材にこだわって作った、東京うまれの麦茶

川原製粉所「東京麦茶」
東京麦茶
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東京麦茶パッケージ
夏の喉を潤す香ばしい麦茶。子どもからお年寄りまで飲むことができ、汗をかくと失いがちなミネラルも豊富な麦茶は、暑い時期の身体が自然と欲する飲み物だ。

中でも、職人が丁寧に煎った麦茶は一線を画す美味しさ。今回は夏の贈り物として、昔ながらの砂釜焙煎でつくる東京・川原製粉所の「東京麦茶」をご紹介したい。

川原製粉所「東京麦茶」について、おすすめポイントをご紹介しよう。

国産六条大麦

契約農家から仕入れるこだわりの六条大麦

シンプルな麦茶だからこそ、素材が命。「東京麦茶」の原料となる国産六条大麦は、契約農家に依頼して栽培期間中、農薬を使用せずに育てたもののみを使用している。

砂釜焙煎を仕上げる職人

熟練職人だからこそできる砂釜焙煎

川原製粉所の麦茶に欠かせないのが、創業以来守り続ける「砂釜焙煎」。300℃に熱した砂の中で大麦にじっくりと火を通すことで、大麦の香りと味を余すことなく引き出すことができる。砂釜焙煎を絶妙なバランスで仕上げるのは、熟練の職人にしかできない至難の業だ。

手土産にも喜ばれるかわいらしいパッケージ

「東京麦茶」は見た目にもこだわっている。レンガ造りの砂釜と職人のイラストがデザインされたシンプルなパッケージは、ギフトにも重宝。使いやすいティーバッグタイプと、煮出し専用の丸つぶタイプの二種類があるので好みで選びたい。

大麦の深い香りと味を楽しむ麦茶

川原製粉所

「東京麦茶」をつくる川原製粉所は、東京都の練馬区にある。まだ練馬区が板橋区だった1940年、近隣の農家でとれた農作物を加工する工場として創業した。現在は麦茶やきな粉などを中心に穀物の加工をおこなっている。初夏から夏にかけては、麦茶製造の最盛期。原料である大麦の収穫時期が初夏であることや、ミネラル豊富で体温を下げる効果があることからも、“夏に麦茶”は理にかなっている。

砂釜

川原製粉所の麦茶は、創業当時から使い続ける「砂釜」で焙煎することで、大麦の香りを最大限引き出している。また砂釜は粒ごとに焙煎の強弱がつきやすく、焙煎の浅い粒からは甘味、深い粒からは香りが生成される。それらが合わさることで、麦茶になった時に深い味わいが表現できるのだ。焙煎を絶妙なバランスに仕上げるのは、長年の経験と勘がなせる技。川原製粉所では40年以上の経験を持つ職人が、日々丁寧に大麦を焙煎している。

三代目川原渉さん

「こだわりの麦茶をもっと多くの方に飲んでほしい」と、三代目・川原渉さんが開発したのが「東京麦茶」だ。国内の契約農家が農薬を使わずに育てた六条大麦だけを使い、自慢の砂釜で手間暇をかけて焙煎。ひとくち飲めば、芳醇な香りと優しい甘味、心地よい苦味が感じられ、風味の豊かさに驚く。スタイリッシュなパッケージもあいまって、「東京麦茶」は百貨店や食のセレクトショップでも取り扱われる看板商品になった。

ティーバッグで美味しく水出しするコツ。牛乳と合わせて麦茶ラテも

東京麦茶

「東京麦茶」は、煮出し専用の丸つぶタイプと、使い勝手のよいティーバッグタイプの二種類を用意。夏はティーバッグで水出しするのが手軽だが、最初に少量のお湯で少し蒸らしてから水を加えると、より美味しく抽出できるそう。またクラシックな丸つぶタイプは煮出す手間があるものの、最も麦茶の味を楽しめるので一度試してみてほしい。

そのまま飲むのはもちろん、通常の3倍ほど濃く煮出して牛乳と合わせた麦茶ラテもおすすめ。味わいが濃厚な「東京麦茶」だからこそ楽しめるアレンジだ。もちろんノンカフェインなので、子どもや妊婦さんでも安心して飲めるのがうれしい。

毎日飲むものだからこそ、素材や味にこだわりたい。今年の夏は日常をちょっぴり豊かにしてくれる、とっておきの麦茶を贈ってみてはいかがだろうか。

Writer : ASAKO INOUE
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Photographer : CHIEMI KITAHARA / SHIOMI KITAURA

有限会社 川原製粉所

川原製粉所
所在地 東京都練馬区羽沢3-27-1
TEL 03-3991-1365
URL https://www.kawaharaseifun.jp/

※こちらの情報は取材時のものです。最新の情報は各店舗にお問い合わせください。

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