一年の幸運を願う縁起もの「恵方巻き」
「恵方巻き」は「鬼は外、福は内」でおなじみの豆まきと並んで、主に関西地方で長く受け継がれてきたとされる節分の時期に行われる風習。近年では関西地方だけでなく、日本全国で食べられるようになっており、自分好みのレシピにアレンジして、楽しむ人も増えている。
福を巻き込み、丸々食べる。
「恵方巻き」とは、陰陽道(おんようどう:中国古代の思想に基づいて形成された、自然現象から吉凶を判断する学問)で定められた、その年にもっとも縁起がよいとされる方角(恵方)を向いて、願いごとを思い浮かべながら無言で食べる太巻き寿司のこと。起源は諸説存在するが、江戸時代あたりから伝わる風習であり、「恵方巻き」を食べることで、人々はその年の商売繁盛や無病息災を祈っていたといわれている。
「恵方巻き」に使われる具材は七福神にちなんで7種類用いると良いとされ、具材を巻き込むことで福を呼び寄せるという。また、「縁を切らない」という願いを込めて、太巻き寿司を切らずに1本丸々食べるのが特徴だ。
SHUN GATEオリジナル“恵方巻き”
今回SHUN GATEでは、日本全国で出会った7種類の厳選食材をピックアップ。巻き込む具材だけでなく、海苔と米にもこだわったオリジナルの「恵方巻き」を考案してみたので紹介しよう。
■SHUN GATE考案「恵方巻き」食材
① ローストビーフ (いとう和牛)
メインの具材には、丹精込めて育てられた国産黒毛和牛の「いとう和牛」を使用。4等級以上に格付けされた枝肉の中から、熟練の目利きが選び抜いた肉質のもの。細かく入ったサシが、濃厚な旨みを引き出す。
② 厚焼きたまご (熊本県菊池市 七城たまご)
厚焼きたまごは熊本県菊池市の「七城たまご」を使用。名水百選で知られる菊池渓谷の清らかで美味しい水とおおらかな自然の中で育てられる健康な鶏から生まれる絶品たまごだ。
商品詳細
③ 山椒つくだ煮 (兵庫県養父市 朝倉山椒)
味のアクセントには兵庫県養父市の特産品である「朝倉山椒」のつくだ煮を使用。
棘のない山椒としても有名な「朝倉山椒」は、一般的な山椒に比べてまろやかな辛みがあり、香り豊かな一品。国内の高級料理店などで好んで使われるほか、最近ではヨーロッパの三ツ星料理店でも使われている。
④ 薫製ホタテ (北海道 ホタテ)
国内屈指の水揚げ量を誇る北海道オホーツク海のホタテ。冬場、オホーツク海に流氷とともに流れ着くプランクトンが海を豊かにし、厳しい極寒の海中でたっぷりと栄養分を蓄えるホタテを使用。身が肉厚で大粒、濃厚な甘みが際立つ。
⑤ 炙りヤリイカ (岩手県 三陸とれたて市場 ヤリイカ)
「世界三大漁場」である三陸沖で獲れるヤリイカ。三陸沖は日本有数のリアス式海岸を有し、親潮と黒潮が交じり合い栄養豊富な海域である。こうした自然に恵まれた三陸沖で獲れるイカは、肉厚で味わい深いをもつ。
⑥ 明太子 (福岡県 山口油屋福太郎 明太子)
明太子には福岡県「山口油屋福太郎」の明太子を使用。冬場に産卵期を迎えるスケトウダラを、独自の二度漬け製法で作ることで、ほかでは決して味わえないコクと旨みに仕上がっている。
⑦ しいたけ佃煮 (大分県 オーエスケー しいたけ)
乾しいたけ生産量日本一を誇る大分県産の「原木乾しいたけ」。農薬や肥料を一切使わず、生長に長い時間をかけることで、傘の肉質が充実した唯一無二のしいたけとなる。
■ 海苔 (佐賀県 山本海苔)
太巻きの海苔には有数の海苔生産地である佐賀県有明海で育てられる「山本海苔」を使用。こだわりの製法と熟練の目利きが選び抜いた最高品質の海苔だ。
■ 酢飯 (青森県 晴天の霹靂)
酢飯で使用する米は、老舗米店の山田屋本店が厳選した青森県「晴天の霹靂」を使用。粘りと切れのバランスがよく、上品な甘みの残る味わい。どんなおかずとも相性が良く、粒がしっかりしていのるので酢飯にもよく合う。
SHUN GATE考案「恵方巻き」を限定販売!
今回紹介したSHUN GATE考案の「恵方巻き」は、2016年の節分の日限定で、実際に食すことができる。
限定販売の場所は47都道府県の魅力が一同に会する浅草の商業施設「まるごとにっぽん」の3階にオープンした「Cafe M/N」。“次の旅先が見つかる場所”をコンセプトにした「Cafe M/N」では、日本全国の食の現場を訪ね、見つけてきた食材を、独自のアレンジで提供している。次の旅先に思いを馳せながら、ぜひ「恵方巻き」を味わってみてはいかがだろうか。
*SHUN GATE考案「恵方巻き」は数量限定の提供となります。