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SHUN CURATORS(September 2015)

体験を通して日本の魅力を知ってほしい

― 英字情報誌「メトロポリス」編集長 クリストファー・ジョーンズさん

クリストファー・ジョーンズさん写真

日本に住む外国人や訪日観光客に向けて東京のカルチャーを発信する英字情報誌「メトロポリス」。
その編集長として活躍するクリストファー・ジョーンズさんは海外の人が未だ知らないリアルな日本の魅力を伝えようと、日々、奔走している。
日本に住んで18年間(2015年現在)、様々な視点から国際都市・東京のカルチャーを見つめてきたクリストファーさんが感じる日本の魅力とは。

東京のリアルを伝えたい

Qまずは「メトロポリス」誌のことを教えてください

「メトロポリス」は東京のカルチャーやイベントなどのおすすめ情報を英語で発信しているメディアです。「メトロポリス」という呼び名で情報を発信して、今年(2015年)で21年目になりましたが、現在は隔週で発行しているフリーペーパー、ウェブサイト、ポッドキャスト(インターネットラジオ・テレビ)の3つを運営しています。

「メトロポリス」の読者の中で一番多いのは仕事で日本に駐在している方です。言葉が話せないまま来日する方にとって、英語で日本の最新情報が手に入るのは貴重なこと。2020年のオリンピック・パラリンピックの開催も決まって、ウェブサイトやポッドキャストを通して海外からアクセスしてくれる方も増えていますよ。
東京は居心地が良いし、毎日がエキサイティング。「メトロポリス」を通して、日本そして東京という街の本物の姿を感じてもらえたらうれしいですね。

メトロポリス写真

日本ならではの四季の楽しみ方

Q日本に関心を持った“きっかけ”を教えていただけますか?

学生時代から異文化には関心がありました。
特に学生時代はロシアに関心があって、現地の音楽プログラムを受けたり、ロシア語を勉強したりしていました。海外を旅行するのも好きでフィンランド、オランダ、ドイツ・・・いろんな国を回りましたよ。故郷のアメリカの大学で日本人である妻と出会ったことによって日本に関心を持つようになりました。

ジョーンズさんインタビュー写真

Q日本でのお気に入りの過ごし方は?

秋の箱根で紅葉を見たり、鎌倉から江ノ電に乗って途中下車したりすると心が躍りますね。秋は暑さがやわらいで、外出するのが気持ちいいです。それから、新しい季節のスタートをみんなが楽しむ桜の季節は特別な魅力がありますね。
もちろん東京も大好きです。クリスマスの時期には六本木のイルミネーションを毎年楽しみにしているんです。

Qそれぞれの季節を満喫されていますね。四季の楽しみの一つでもある、食についてはどうですか?

日本には明確な四季があるため、それぞれの季節で“旬”の食材を楽しむことができて、それを親から子どもたちへ受け継いでいく日本の食文化は素敵だと思います。

また、日本のよいところは多様な食文化にもあると思います。日本の食はバラエティー豊かな料理があり、 外国の方が来て苦手なものがあっても好みに合わせられることが魅力のひとつですね。和菓子だけでもバラエティー豊かですよね。僕は和菓子の中では「イチゴ大福」が大好きです(笑)。

インタビュー中のジョーンズさん写真

Q海外から来る方へ、オススメの食体験はありますか?

海外でもテレビやマンガで日本のことを見聞きするチャンスはたくさんあると思いますが、日本に来たら味を楽しむだけでなく本物の姿を体験してほしいですね。例えば、アメリカのお寿司は酢飯が薄いなど海外で食べる日本食と日本で食べる日本食の味は違います。そういった本物の違いを、日本に来たら味わってほしいです。また、実際にお茶会に参加したり、緑茶だけじゃなく蕎麦茶を飲んでみたりするのも新鮮でオススメですね。
日本酒が好きなら、ぜひ酒蔵巡りの旅をして本物の日本酒に触れてほしいです。日本では食、お酒、観光など色々な体験が出来るので、日本を探検して新しい事を発見してほしいです。

Writer : MINA HIRANO / Photographer : SATOSHI TACHIBANA

プロフィール

クリストファー・ジョーンズさん(英字情報誌「メトロポリス」編集長)

アメリカ出身。アメリカや日本の様々な雑誌のデザインや編集に携わり、メディア・出版業界で活躍中。アメリカ広告協会(AAF)やアメリカマーケティング連合(AMA)のリノ・タホ支部理事会で、マーケティング副会長などを務める。
デザインやマーケティング作品は全米ADDY賞やWebby賞を含む100以上の賞を受賞し、名誉あるデザイン雑誌「PRINT」や「HOW」にも紹介される。現在は、ジャパンパートナーシップ株式会社にて英字情報誌「メトロポリス」の編集長。